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卒業の歌

卒業の歌
~ココロの落書き

「ココロの落書き」(「カズン 二重唱~夢色ノート盤 」 「カズン 二重区切り線唱~虹色ノート盤 」に収録)という歌があります。全国の小学校中心に卒業式などで歌ってくれています。
 
2013年のことでした。愛知県の高浜小学校に地元TV番組の取材が入り「たった一つだけ夢が叶うとしたら何がいい?」と問いかけられました。子どもたちは真剣に話し合いました。そして「卒業する6年生から、音楽が大好きな在校生に新しい愛唱歌を贈りたい、それは絶対カズンにつくってもらいたい!」..となったのです。
そこまでカズンを好きになってくれた理由を当時高浜小学校で音楽指導を担当した杉浦秀美先生が語ってくれました。
このページではそのインタビューを要約してご紹介します。

※現在の学校コンサートの様子(この写真は2019横浜市立浦島小学校で開催されたMIN-ON学校コンサートの模様です)
 
2010~11年頃のことです。3年生の時から2年余り登校できず、5年生になって少しずつ支援室に登校していた児童がいました。親御さんに尋ねると--- ある雑誌を読んでとても励まされた、少し勇気が持てたのだと。記事にはカズンというアーチストがいて、アフガン難民支援で現地に渡ったこと、現地の子どもたちの息吹に触れ曲が生まれたこと、それは 「未来の空気」という歌だと---。この話を聞いてどんな曲か気になり調べていくうちに、カズンの公式サイトに辿り着きました。
そこには「未来の空気」はもちろん「ひまわり」「僕が君から借りたもの」...子どもたちに歌わせたい曲がたくさんありました。更に、それらの曲は広島の廿日市の子どもたちとの出会いから生まれたことやカズンの歌を歌い続けていくうちに学校からいじめがなくなっていったこと知りました。高浜小でもぜひ歌いたいと思いました。早速「ひまわり」の伴奏譜と合唱譜を提供してもらい猛練習。その年、市内の音楽会で元気一杯歌ったとき、何か不思議な手応えを感じました。
校内の毎月の課題曲も「僕が君から借りたもの」「WAVE」「ひまわり」を選びました。そのほかのいろんな行事でもカズンの曲を全校で歌うようになりました。このころからでしょうか。次第に子どもたちはいろんなことに目を輝かせて取り組むようになりました。

東日本大震災...このときは被災した方たちに思いを届けようと決め、地域の方を呼んでコンサートを開催。カズンの曲を歌いVTRにまとめて現地に贈らせていただきました。市内の音楽会では「僕が君から借りたもの」「ひまわり」 を歌いました。カズンの曲は高小の愛唱歌のようになっていました。

2012~13年は高浜小にカズンの芸術鑑賞会を招致するために全力を注いだ時期でした。公演は実現し、アンコール「僕が君から借りたもの」は全校総立ちとなりコンサート会場の体育館が揺れました。
また、カズンがJICAのプロジェクトでウガンダへ行く予定だと知ると、高浜の子どもたちはカズンに、現地の子どもたちへのメッセージと手作りプレゼントを託しました。この年の卒業式はカズンづくしとなりました。入場「風の街」在校生「ひまわり」卒業生「wave」...そしてなんとウガンダの子どもたちからサプライズメッセージ (現地撮影のVTR) が届いたのです。それは高浜と遠いアフリカの子どもたちのココロが繋がった瞬間でした。
 
2014年、地元放送局のドキュメンタリー番組 「夢を叶えようプロジェクト」に高浜小が取り上げられることになりました。そんなことがきっかけとなり「高浜小の夢」ってなんだろう「たった一つだけ夢がかなうとしたら何がいいだろう」と真剣に話し合いました。結果、6年生の発案で、音楽が大好きな在校生に、第二校歌となるような新しい愛唱歌を残したい、それは絶対カズンにつくってもらいたい!となったのです。卒業生が一人ひとりの想いを言葉にして手紙を綴りカズンに伝えました。漆戸さんが想いを受け止めてくれ、そして遂に曲が完成。届いた楽譜の表紙には、「ココロの落書き」と書かれていました。

卒業式に「ココロの落書き」を全員で歌いました。自然と涙が溢れました。

その年、再びカズンの学校コンサートが実現。3月に卒業した子たちも招き、カズンと一緒に「ココロの落書き」を歌い、録音しました。(この時の音源が後に発表されるアルバム 「カズン 二重唱~夢色ノート盤 」 「カズン 二重唱~虹色ノート盤 」に収録されることになりました)
市内の音楽会で、ココロの落書きを3部合唱(NHK合唱コンクールなどのコンクール仕様のアレンジ)で披露しました。
2015年には「ココロの落書き」のオブジェが完成。完成する新しい校舎に飾られることになりました。

※現在の学校コンサートの様子(この写真は2019横浜市立浦島小学校で開催されたMIN-ON学校コンサートの模様です)

 

 
杉浦先生はインタビューの最後にこう締めくくってくれました。「この数年間 、いじめ問題などがなく、落ち着いた学校生活が続きました。いま振り返ってみると、カズンの音楽に取り組んだことで子どもたちの心が開放されたのだと思います」